小学校入学前の時期は、親子共に、とにかく忙しい時期ですね。
お子さんは、園での行事練習や卒園制作に追われ、ママは卒園イベントのサポートから入学準備の手続きに学用品の準備等に追われる。年長さんの一年は、怒涛のスケジュールで過ぎていきます。
それに加えて、「やっぱり、うちの子はこだわりが強いかもしれない」、「長い目で見ようとは思っているけど、うちの子、クラスの子たちよりも、成長のスピードが緩やかかもしれない」、「もしかして、これは特性があるのかな」等と、日ごろからお子さんの成長に不安を抱えているママにとっては、小学校入学を控えた時期は悩みや不安が尽きない時期かもしれません。
お友達のママとは悩みごとの種類が違うような、そんな心細い思いをしているママは、実はあなただけではありません。
この記事では、発達障害の可能性があるお子さんをお持ちのママに向けて、お子さんの学校生活をサポートする優秀なお助け文具や学用品について紹介します。
発達障害の可能性がある子の「入学前準備」でママが感じやすい不安
ただでさえ大変な子育て。また、特性を持っている子の子育ては、なかなかのハードモードに設定されていることがあります。発達障害は、お子さんの性格、特性が様々複雑に絡み合って本人の行動としてあらわれます。ママたちは、あるかも分からない我が子独自の攻略法を探して右往左往。
「うちの子だけできなかったらどうしよう」、「先生に迷惑を掛けないかな」、「まだ発達障害と診断されたわけじゃないし、本当にそうなのかな」等、入学前のママの頭の中はこのような悩みが尽きないかもしれません。
でも、不安を感じるのは、きちんとお子さんに向き合っている証拠です。
「お助けグッズ」は便利に使おう! 子どもを支える環境づくり
「発達障害は本人の努力不足ではない」とは、よく言われることです。
それを何度自分に言い聞かせたとしても、いざ我が子の育てづらさに直面すると、なんとかしたいと思ってしまうのは、人として自然なことです。
でも、ほんの少しの工夫で、たとえば、ちょっとしたお助けグッズで、お子さんの毎日が過ごしやすいものになるとしたら。ちょっと環境を整えることで、お子さんのできることが増えていくかもしれません。
「学校の指定と違うから仲間外れにされたりしないかな」、「たかだか文具にお金はかけたくない」と思われる方もいるかもしれません。
けれど、お子さんにあった文具を選ぶことで、学校では傍にいてあげられないママに代わって、お子さんのサポートをすることができます。それがママにとっての安心にもつながります。
まずは、「とりあえず試してみよう」といった気軽な気持ちで始めてみませんか?
入学前に用意しておくと安心な「あってよかった」お助けグッズ5選
最近は沢山のお助け文具が開発されていて、逆にどれを選べばいいか分からない、また自分のお子さんにあっているのか分からないという悩みがでてくるかもしれません。
お子さんの特性などによっても、そのグッズが役立つかどうかは変わってくるので、まずは気になるもの、お手軽に試せそうなものから始めてみましょう。
例えば、特性のあるお子さんの中には、書くことつまり、「書字」が苦手なお子さんも沢山いらっしゃいます。
原因はお子さんによってそれぞれ異なります。
特性に関わらず、まず初めに教室で先生たちが子供たちに指導するのは、鉛筆の持ち方や机に向かう姿勢を整えるという点です。
それに加えて、書く「道具」を整えることでお子さんの未発達な体の負担が軽減され、字が書きやすくなることがあります。
①アックスコーポレーション 太軸 さんかくえんぴつ(文具)
握力や体幹が未発達なお子さんでも、正しい持ち方を自然にサポートしてくれる太めの三角形の鉛筆です。
芯の硬さも、多くの学校で指定される2B以外に、弱い筆圧でも書きやすいように4B、6Bのタイプが選べます。
他の鉛筆とは異なった太さの為、専用の鉛筆削りを用意する必要があります。鉛筆削りは大きなものではなくても、簡易的な持ち運び型のもので十分対応できます。
お店の文具コーナーでは、書き方鉛筆の近くに対応した鉛筆削りを並べている事が多いと思いますので、鉛筆と鉛筆削りをセットで購入することをお薦めします。

②レイメイ藤井 先生おすすめ 魔法のザラザラ下じき(文具)

特殊加工で表面はザラザラ、裏面はツルツルの下敷きです。下敷きの価格としては少し高い価格ですが、試してみる価値はあります。
筆圧が弱い子にとって、つるつると滑りやすい普通紙への書字は案外苦戦させられるものです。
そんな時は特殊加工のザラザラ下敷きを一度試してみてください。
紙の下に敷くことで、滑らずに丁寧に字を書くことができます。
裏面はツルツルしているので、計算など急いで書きたい時に使い分けることができます。サイズもB4とA4から選べるので、例えば学校でノートを取るときにはB4、宿題のプリントにはA4と使い分けもできます。カラーバリエーションも豊富で、ノートが取りやすいように、表面に方眼の表示や長さを測れる目盛りがついているデザインもあります。
③ソニック ナノピタ キッズ 直線定規 15cm(文具)
今の時代、定規はメモリが付いているだけではありません。
裏面に滑り止めがついているので、握力の弱いお子さんでも楽に定規をおさえながらまっすぐな線を引くことができます。
また、メモリも線が引きやすい余白ありのメモリと、距離を測りやすい0スタートのメモリの二種類が印字されており、用途に応じて使い分けることができます。
メモリの文字も大きく見やすい教科書数字が使用されています。
クリアなボディーに一部だけ半透明なオレンジの色味が付いている箇所があるので、教科書にあててブックマーカーとしても使用できます。朗読の際に行を読み飛ばしてしまうお子さんへの視覚サポートの道具としても使えます。

④セリア 忘れ物チェッカー(学用品)
100円ショップのセリアで売っている忘れ物チェッカーです。
翌日分の持ち物の準備や、登校後の教室内でのお仕度に大活躍します。

各項目が準備済みか未対応かが、チェッカーを見ればすぐに分かります。
同時に複数の事をするのが苦手なお子さんや、集中して物事に取り組むのが苦手なお子さんにとって心強い味方になってくれます。
手のひらにのるサイズなので、ランドセルの横につけたりもでき、持ち運びが簡単なところも嬉しいポイント。
分かりやすいイラスト付きの項目シールと、項目を自由に書き込める無地のシールがついていて、自分用にカスタマイズできます。
また、チェッカーの色も何色か選べるので、学校用、習い事用と用途に応じて使い分けができます。
様々なタイプが100円ショップなどで販売されているので、気軽に取り入れてみましょう。
⑤タニタサイズ バランスクッション
元々は、体幹を鍛えるためのエクササイズ用品です。
表面はツルツルで裏面に複数の突起があります。
少しグラグラ、ふわふわする感覚が、落ち着いて座っている事が苦手なお子さんにとっては、逆にバランスを取りながら座ることに集中できることがあります。
椅子の座面の上に敷いたり、足元においたりとお子さんに合わせた使い方ができます。
同時に体幹を鍛えることもできるので、一石二鳥です。

全部そろえなくても大丈夫。ママと子どものペースで
ここまで便利なグッズをお伝えしてきましたが、「あの子が困らないように、入学前に全部完ぺきに準備しなくちゃ!!」と焦らなくても大丈夫です。
ママもお子さんも学校生活に慣れてから、少しずつお子さんに合わせてぴったりなものを用意していけばいいのです。
これから小学校だけでも6年間、その後もお子さんの学校生活は続きます。実際の所、学校が始まってみないと、お子さんの困りごとは見えてきません。
最初から完ぺきに準備しようとせず、お子さんを傍で見守っているだけで十分です。
例えば、今は実際に行動に移さなくても、この記事を読んでいただき、困ったときは文具や学用品を工夫してみようかなと思ってもらうだけでママの心の余裕も違ってくるのではないでしょうか。
同じように悩むママへ、今伝えたいこと

私も一年奮闘してみて身をもって実感したことは、月並みですが、子どもは親が思う以上に適応能力が素晴らしいということです。
一年前に、絶対小学校ではやっていけないと思っていた我が子が、先生方やお友達の協力もあり、学校生活を楽しむまでになりました。
発達障害は診断が付いたところで、白黒はっきり分かれるものではありません。
環境や本人の心情によって、特性が目立たなくなったり、逆に強く出てしまったりと、ライフステージによってさまざまに変化していきます。
特性があるかもしれないと思う段階で悩むのも、ごくごく自然なことです。今後困ったときの為にと情報収集している、今のあなたの行動自体がお子さんへの愛情であると誇りを持ちましょう。
まとめ
これまで、主に書字に困難を抱えるお子さんにおすすめしたい文具等をご紹介してきました。
上に挙げた以外にも沢山のお助け文具が、あなたとお子さんをサポートすべく控えています。
小学校入学はゴールではなくあくまでもスタートとして捉えて、無理のない範囲でやっていきましょう。
何せ道は長いです。今は不安でいっぱいかもしれませんが、絶対にどこかで同じ悩みを持つママに出会えるということを心の片隅に置いておいていただければと思います。
この記事を読んで、私と同じ悩みを持つママ達の心が少しでも軽くなれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。





